今週のメッセージ
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Message
本日の礼拝説教要旨
「殉教者ステパノ」 使徒 6:8-15 使徒 7:51-60 足立 宏 牧師
【「主イエスよ。私の霊をお受けください。」そして、ひざまずいて、大声でこう叫んだ。「主よ。この罪を彼らに負わせないでください。」こう言って、眠りについた。】
使徒7章59-60節
やもめへの配給の課題を乗り越えた初代教会に、新たな試みが起こってきました。7人の執事の一人、ステパノは、恵みと知恵に満ち、主の働きに著しく用いられていました。その彼が最初の殉教者となるのです。彼の演説の要点は、イスラエルの歴史と信仰人物は、御子イエスを約束の救い主として証言している。律法も神殿も、イエス・キリストにおいて完成している。旧約聖書の指針と歴史を真に受け継ぐのは、キリストとその教会だと。
ステパノの告発が頂点に達したところ、議会の人々の怒りもまた頂点に達しました。しかしステパノは聖霊に満たされ、最も栄誉ある光景を見ました。神の栄光の御座と、神の右にいる大祭司キリストです。そのイエスが立っておられるとは、あかしを全うした聖徒に対する賞賛と栄誉を強調しているのでしょう。彼の祈りは、十字架の御子イエスの姿を想起させます。飛んでくる石のつぶての中で、敵に対する執りなしの祈りをしながら、召されていったのです。