今週のメッセージ
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Message
本日の礼拝説教要旨
「イエスの十字架が意味するもの」 ルカ 23:32-43 ローマ 3:23-24
足立 宏 牧師
【まことに、あなたに告げます。
あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます】ルカ23章43節
ゴルゴタの丘に、三本の十字架が立てられました。中央には、御子イエスが、そして両側には二人の犯罪人が。 ひとりの犯罪人はこう言います。「おまえはキリストではないか。自分とおれたちを救え」。彼が地上に残した最期のことばは、自暴自棄の捨て台詞でした。自分の人生に何の反省もなく、責任を転嫁するような態度です。 もうひとりは申します。「おまえは神を恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。おれたちは、自分のしたことの報いを受けているのだから当たり前だ。だがこの方は、悪いことを何もしていない。」 不思議なことに、彼はイエスの無罪を告白しつつ、自分の罪を認めています。そして自分の責任として、刑罰を受け入れています。
そして彼はイエスに一つの願いを述べます。「イエス様。あなたが御国に入られるときには、私を思い出して下さい。」 彼は自分が天国に入れてもらえる権利も資格もないことを、はっきり知っていました。彼はただ主の憐れみと恵みにすがったのです。
その時、中央の十字架の上から赦しと救いのことばが与えられたのです。