今週のメッセージ
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Message
本日の礼拝説教要旨
「誘惑の対処法」 申命記 8:1-10 マタイ 4:1-11 足立 宏 牧師
【人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる】
マタイ4章4節
御子イエスは聖霊に導かれ、荒野に行きました。イエスが悪魔の試みを受け、それを退けるためです。御子が罪人の立場に立ち、人の受ける試みを自らも受けることによって、真の救い主となるためなのです。イエスは神の子だから誘惑にあわないのではなく、神の子だからこそ、誘惑にあわれたのです。
イエスは荒野で断食して祈りました。そこに試みる者が近づいて来たのです。
悪魔はイエスが神の子であることを否定しません。むしろ「あなたは神の子だからその力を用い、この石がパンになるように、命じなさいと誘います。しかしイエスは、申命記8:3のことばをもってそれを退けました。悪魔の提案は、神への信頼を抜きにしてパンを得ることへの誘いです。「あなたは神の子なのだから、父なる神にパンを祈り求めたらどうか」ではなく、「自分の力で石をパンに変え、神の子としての力を発揮したらどうか」という提案だったのです。その危険性をイエスは見抜き、拒否したのです。