今週のメッセージ
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Message
本日の礼拝説教要旨
『信仰に生きる』 ルカの福音書2章21-38節 足立宏牧師
【この子は、イスラエルの多くの人が倒れ、また、立ち上がるために定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています】 ルカの福音書2章34節
嬰児イエスが宮参りに来た時、この幼子をキリストと告白した信仰者たちがいました。高齢者シメオンとアンナです。シメオンは聖霊の導きにより、「主のキリスト」の現れをひたすら待ち望んでいました(26)。彼はこの日、赤子のイエスを見たとき、彼こそキリストであると、はっきり信仰を持ってとらえ、救いが訪れたことを喜び、神をほめたたえました。しかもシメオンは、この救いをイスラエルだけのものではなく、異邦人を含めた万民の救いとしてとらえていたのです(31,32)。 彼は、主イエスによって、世界が二つに分けられることを預言しています。御子イエスは、ある人々にとってはつまずきとなり、他の人にとっては救いとなるのです。主の最後は、十字架の死です。それは母マリヤにとっては、心を刺し貫く悲しみとなるであろうと、シメオンは告げたのです(35)。
同じくその場にいた女預言者アンナも、嬰児イエスを見て、この方こそ人民が待ち望んでいた贖い主キリストであると証言しました。彼女も未亡人となった後、神殿で、昼も夜も祈って主に仕える生涯を送ってきたのです。アンナも、イスラエルの救いを祈ってきたその答えを、自分の目で見る祝福にあずかったのです。
私たちは、高齢となり体力が弱ってきたとき、何を喜びとするでしょうか。シメオンやアンナのように、とりなしのために時間を用いるライフ・スタイルを築きましょう。