今週のメッセージ
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Message
本日の礼拝説教要旨
「賢い娘として」 マタイ 25:1-13 Ⅰヨハネ 2:28-3:3 足立 宏 牧師
【賢い娘たちは、自分のともしびといっしょに、入れ物に油を入れて持っていた】4節
ユダヤ人の結婚式は夜盛大に行われました。花婿は友人たちと共に花嫁を迎えに行き、ブライドメイドたちの持つ灯りで花嫁の家から花婿の家まで行進します。そのブライドメイドがたとえの主人公です。
花婿の到着が遅れ、夜中になりました。彼女たちのうち5人は予備の油を用意していたのですが、他の5人は用意していませんでした。そのため灯りが消えそうになり、慌ててそれを買いに行っている間に一行は花婿の家に向かい、婚礼の祝宴は始まってしまいました。妨害者が入り込むのを防ぐため戸がしめられ、鍵もかけられます。
ここでイエス様の求める思慮深さとは、何でしょうか。それは再臨が思いのほか遅くなってもよいように備えていることです。
遅延によって備えが、本物かどうかが明らかになるのです。主イエスを待ち望んでいるように見える人々の中に、神の国の祝福にあずかれない人々がいるのです(マタイ7:21‐23)。備えは自らしなければなりません。しかも神の国への扉は一たん閉じられたら、開くことはあり得ないのですから、開かれているうちに入らなければなりません。