今週のメッセージ
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Message
本日の礼拝説教要旨
「地でみこころが」 詩篇 16:1-11 マタイ6:9-10 足立 宏 牧師
【みこころが天で行われるように地でも行われますように】10節
聖書では「みこころ」、すなわち主なる神のみ思いと言う表現が至る所に出てきます。創造主なる神が、私たち人間にいだいておられる思い、それが「みこころ」です。それが天で行われるように、罪と汚れに充ちたこの地上で、行われますように、と祈るのです。
このことがよく分かるのは、イエス様のゲッセマネの祈りです。ここには、「父よ。みこころならば、この杯を私から取りのけてください。しかし、私の願いではなく、みこころのとおりにしてください」(マタイ26:39)と明確に祈られています。強調点は、イエスの心ではなく、天の父の心を実現させてください、にあります。
私たち罪人が罪と死と滅びから救われるためには、神と罪人との間に救いの道が開かれる事がどうしても必用でした。それは罪なきみ子イエス様が、十字架で神の怒りをなだめ、完全ないけにえとなって、私たち一人ひとりの罪の身代わりとなることでした。それが、天の父のみこころだったのです。みこころを百も承知の御子は、それを実行せねばなりませんでした。天の父による救いの計画は、実行するお方が必要だったのです。