今週のメッセージ
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Message
本日の礼拝説教要旨
「御子イエスの死による勝利」 エレミヤ31:1-6 マルコ15:21-41 足立 宏 牧師
【イエスは大声で、「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ」と叫ばれた。それは訳すと、「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。】15章34節
御子イエスの苦しみは、弟子に捨てられるという裏切りだけが問題なのではありません。御子が苦悩するのは、一番信頼し愛の交わりの中で生きてこられた天の父より見捨てられたからです。
それは、罪の無いお方が罪人の立場に立ち、のろいとさばきを天の父から受けるという、たましいの奥底からの苦しみでした。
しかしながら天の父に御顔を背けられた御子イエスは、この絶望の極地にあっても、「わたしの神」と主なる神に絶対的な信頼をよせていたのです。
そして御子イエスが声高く叫んで、息を引き取られた時、神殿の聖所と至聖所とを隔てていた幕が真っ二つに、上から下に裂けました。至聖所とは、神の臨在の場所で、契約の箱が置かれていました。 その至聖所と祭司たちがはいる聖所との間には、幕があって、神と人とを隔てていたのです。しかし神の御子が十字架にかかり、義のいけにえとなって死んで下さったことにより、人が神の臨在に近づくことができるようになったのです。