今週のメッセージ
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Message
本日の礼拝説教要旨
「臨在を求めて」 出エジプト33:1-16 マタイ28:16-20 岸本 望 師
【主ご自身が言われた「わたし自身が一緒に行くであろう。そしてあなたに安息を与えるであろう】出エジプト33章14節
1. 一緒にはのぼらない(3) エジプトを脱出した民が、シナイ山の麓にたどり着いたとき、神は、モーセを山の上に呼び、イスラエルの民に対する律法を授けられます。この間40日。民は金の子牛を造り、挙って偶像礼拝に耽るのです。神は御心を痛め、この民を「断ち滅ばす」(32:10)と言われたのですが、モーセが命を投げ出して執りなし祈りますと、神ご自身の憐れみの豊かさゆえに、民の罪は赦されます。しかし、神の臨在、すなわち神ご自身がこの民と共に行くことは拒絶されました。
2. 臨在の回復を求めて(12) モーセは「この国民があなたの民であることをお心に留めて下さい」(13)と執拗に執り成します。この民は神の臨在あっての民です。神の臨在こそがこの民の全てなのです。彼らのアイデンティティーは、神の臨在だけなのです。そこで神は、「わたし自身がいっしょに行って、あなたを休ませよう」(14)と臨在の約束を回復されたのです。
3. 変わらない神の臨在の約束 「わたし自身が一緒に行く」とモーセに語られた神は、その独り子を私たちに与えて下さって、神を見失った人類に向かって「見よ、わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます」(マタイ28:20)と、イスラエルのみならず、すべての民に約束して下さいました。
聖書の一貫したメッセージは、恐れるな、愛している、共に居る、と言うことです。私たちキリスト者のアイデンティティーも神の臨在です。 朝ごとに「共に居る」と約束される神のことばを確信し、臨在の主を信じて歩みましょう。