今週のメッセージ
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Message
本日の礼拝説教要旨
『主がお入り用なのです』 マルコの福音書11章3節
イエス様の所にロバが引かれてきました。主がロバに乗り、多くの人々がイエス様を出迎えます。まさしく王の入場です。人々は自分の上着を道に敷き、木の葉を枝ごと野原から切ってきて、道に敷いたのです。これらは、戦争から凱旋した王や将軍を迎えるときの態度です。
ここで私たちが考えなければならないのは、なぜイエス様は乗られたかという事です。ここも初めて聖書を読まれる人にとっては、イエス様は動物虐待をしていると感じるかも知れません。しかしそうではありません。当時人々はロバに乗る習慣がありました。
けれども肝心なのは、ロバが当時一番卑しいとされた動物だった事です。そのロバに王様として乗ってエルサレムに入ってこられました。これは何を意味するでしょうか。ザカリヤ書9章9-10節
イエス様は平和の王です。そして柔和な方です。柔和とは、つつましいとか、忍耐強いという意味です。柔和なイエス様は馬に乗らない。
戦争をするのは、当時馬に乗ってでした。しかし、イエス様は馬に乗りません。ロバに乗られた。これは戦争を止めた王だということです。軍備力を持たない王です。これまでイスラエルの歴史の中で、軍備を持たない王はいませんでした。ダビデですら、戦いました。そしてイスラエルの歴代の王は、全て馬に乗り戦争で血を流したのです。 しかし私たちの救い主イエス様は、平和の王として、また謙遜と柔和の王として登場されたのです。力で人を押しつけたり、戦争で勝利を得る王では無く、貧しく謙り、人々に平和をもたらす王なのです。
†私たちキリスト信仰の内に、
主は謙遜と平和の王として済んでいてくださいます(聖霊によって)。
怒りで仕返ししたくなった場合、あなたはどういう選択をしますか?