今週のメッセージ
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Message
本日の礼拝説教要旨
『誰が一番偉いのですか』
詩篇8章1~10節 マルコの福音書9章30~37節 足立宏牧師
十字架に向かう主の背後で、弟子たちは、誰が1便偉いかと論じ合っていました。
将来人々の先に立つべき指導者層の12人を呼び寄せて言われたのです。 「だれでも人の先に立ちたいと思うなら、みなのしんがりとなり、みなに仕える者となりなさい。」自分を捨て、自分の十字架を負ってイエスについて行くという指標(8:34)が、ここで具体的に適用されます。 それは仕えるものの姿です。
しばらくすれば神の国が確立されるとの期待感の中で、弟子たちは支配や権威の階層を思い浮かべたのでしょう。国の権威秩序の中で、自分はどの当たりを占めるのか、そればかりが気になっていたようです。しかしこの世にあっては当然の順位争いが、神の国では全く意味をなしません。それどころか、偉いものは最下位となり、皆に仕えるものとなる。と価値観は逆転します。救い主が死に渡されるということも、弟子たいには理解できないことでした。また神の国では偉いものが仕えるという姿勢をとるということも、彼らの想像をはるかに超えていました。
この世の支配者・指導者では考えられないメッセージを理解させるために、イエス様は一人の子供を連れてきて、弟子たちの真ん中に立たせます。何ができるわけでもない、社会的に無価値な小さな子供を、主は腕に抱き寄せて、神の国では尊い存在であること示されました。次に幼子をキリストの名の故に受け入れるよう勧めますが、そうするには幼子と同等の、或いは更に謙虚な姿勢をとる必要があるのです。
†自分の聞きたい御言葉だけに耳を傾けてはいないでしょうか。
御言葉の真の意味を受け入れて歩むよう、聖霊の助けを求めていますか。
†今現実的な祝福だけを求めているなら、地位を占めるだけを論争して弟子たちと同 じです。あなたは仕える偉い人ですか。あなたが仕え、もてなす人は、誰ですか。